我が家の二匹は相変わらずに成長を続け、上は8歳、下は3歳となっている。次から次へと降り注いでくる生活の課題を慌ただしくこなしているうちに時間が過ぎ、いつの間にかここまで来ている。コロナウイルスにも、現代社会での戦争にも子供の成長を止めることはできない。確かに色々な我慢やかつては必要ではなかった手順や対策も必要だけど、それでも彼らの夏は暑く、空は青い。少し変わったかも知れないけど僕らも子供時代に過ごしたであろう日常は確かにあり、そこにちょっとした安心感や有難みを感じている。今思うのはその日常を守っていたのは両親や周りの社会であったこと、そしてその順番がこっちに回ってきたってことか。
で、それとは逆にある思いが僕の中で育ってきていて、それは「本当に子供中心でいいのか?」という考えである。もちろん親として、大人しての責任を背負っているのは当然なのだが、子供中心に生活を回すことが本当に健康的なのか?と時々、ふと頭をよぎるんだよね。現在では「子供のため」「子供に経験させるため」という判断基準があり、周りもそうだから僕も全く疑いなく過ごしてきたけど、自分の子供の頃の記憶を振り返ると、両親の行動に付き合わされた際にのぞき見た世界が楽しかった覚えがあるんだよね・・・。まあ、恐らくこれは長男の成長に伴う疑問で、いつまで子供を子供扱いするのか、という不安の表れだと思う。子供扱いの方が可能性を狭めているんじゃないか、というちょっとした思いなんだよね。まあ、ここら辺は状況や環境によって変わるだろうし、僕自身の価値観も定まっておらず・・・、そもそも定めることも良くないのでは?とあれこれと考えたりするのであーる。