our sunshine

 朝起きた時に、妻が「血が出ている」と。そこまでの出血ではなかったが、病院に電話、すぐ来るようにとのこと。簡単に身支度を整え、あらかじめ準備してあった入院セットを持って家を出る。病院に着いたら息をつく間もなく手術室に通され、ベンチに座っていたら先生が出てきて「おめでとうございます」と一言。そう、我が第二児は上の文章のように簡素で、あっという間の出来事であった。

 翌週に帝王切開での出産を控えて、やや浮きだっていた我が家。予定通りに準備を進め、あとは心の準備だけ、という所でいきなりのフライング。よっぽど世の中を覗いてみたかったのか、またはもうお腹の中が飽きたのか、急ぎ足で生まれてきた我が子。さすがに二回目となるとある程度の慣れもある。産後の流れもある程度予想出来ていることもあって、一回目ほどの衝撃はない、というのが正直なところかな。生まれたての赤ちゃんを、お兄ちゃんとなった長男と並んでみているのがちょっと不思議な感覚だったけど、不安より楽しみが多い、今回であった。