victorinox tinker

 初めて持ったのは10歳ごろの頃だろうか。父親の仕事について行って、手伝いのお駄賃としてもらったのが、機能が30ぐらいある一番分厚いモデルだった。向こうでは子供に早めにナイフに慣れさせる文化があるのだが、それでもちょっと認められた感じがして非常に誇らしかったのを覚えている。ボロボロ、本当にボロボロになるまで使った。

 自分で買い出したのは一人暮らしをしだした18ぐらいの時からかな。以来、ずっとこのTINKERというモデルである。基本的に2,3年使うと赤いパネルが外れるおようになり、その時が替え時だ。使い古したものが本当はもっとあったのだが、処分してしまった。持ち出して30年ぐらい経つ今、持っていないと気持ちが悪い。今では信じられないが、昔はもったまま飛行機に乗ったもんだ。

ちなみに黒いやつはFRAGMENTとのコラボで、spartanというモデルである。非常にいいバランスのモデルなんだけど、プラスドライバーがない。そこだけが欠点だ。

今年で9歳になる長男もVICTORINOXナイフデビューする。一番上の半透明モデルがそうで、このナイフを通じて色々と知ることになるだろう。力の使い方とか、責任とか。ナイフを持つことて感じてくれればと思う。

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