僕の中でのブーツの決定版である。今までDANNERを愛用していたのだが、このブーツに出会ってからはずっと履き続けている。たしか2011年以降、発売はされていないと思うので、最近のばかげた価格設定を考えると再販されても新しいものを買うことはないだろう。この二足をリペアしながら履いていこうと思う。

形はそのままアイリッシュセッター。かかと部分も安定性を図るためのパーツがついていて、結び方で遊べるように紐も長い。足首に巻いたりしてね。
僕の中でのブーツの決定版である。今までDANNERを愛用していたのだが、このブーツに出会ってからはずっと履き続けている。たしか2011年以降、発売はされていないと思うので、最近のばかげた価格設定を考えると再販されても新しいものを買うことはないだろう。この二足をリペアしながら履いていこうと思う。

形はそのままアイリッシュセッター。かかと部分も安定性を図るためのパーツがついていて、結び方で遊べるように紐も長い。足首に巻いたりしてね。
まさかね、この僕が現役に復帰するなんて。42で現役を降りてからもう5年。降りたときは身体的にも、自分の技術レベルにも限界を感じていたし、人生のステージというか、続けることがすごく難しく思えた時期だったんだよね。やめてからサッカーを始めたり、サーフィンをやってみたり。いつケガをしても誰にも迷惑をかけない、気楽なフットサルも楽しかった。でもこの度、ありがたい話をいただいて、再挑戦することにした。自分で作ったチームではなく、自分がデザインしたユニでもない、何もかも初めて。今まで飽きるぐらいの試合をしてきたので、まだ初めてがあったんだなあ、と不思議な気持ちである。辞めてからいくつかのチームにお誘いの話をいただいていたけど、今回はなぜか心が動いたのも事実。残されたもの(があるのなら)出し切りたい。
観光地を調べる時と、実際に行ったときに一番のギャップを感じるところは、人がたくさんいるところである。ガイドブックやカタログの写真には大勢の観光客は映らないんだよね。もちろん自分もその中の一人なんだけど、いざ人ごみを目の当たりにすると本当にがっかりするのである。今回の旅はこの点で恵まれ、参加したアクティビティツアーは我が家のみ、借りたバンガローから歩いて2分の浜は終始貸し切り状態。夕方ぐらいに裏の浜を散歩しながら気が向いたら服のままに海に入って、濡れたままバンガローに帰ってシャワーを浴びるなんて遊びも出来た。波もほとんどないものだから、下の子がこの浜をとても気に入り、しょっちゅう通った。離島だからなのか、この「人のなさ」が今回の旅の一番のポイントかな。自分たちと自然の音しかしない瞬間は不思議なものだったが、すぐに慣れてしまうのが面白い。
・西表島はゴミの回収がない
・車の最高速度は40キロである
・警官が3人しかいない
・冬はサーフィン可能
・イリオモテヤマネコを見るのはほぼ不可能
・「綺麗な海」の基準が変わって来る
・ガイドは島の外の人が多い
今回は子供たちの成長を感じた。普段から海での遊びをしているから問題なく水に入っていたし、高い所から飛び降りたりとか、今までであったら「怖い」とか「気持ち悪い」とか、言っていそうな所を自分から動いてくれた。また、二人ともガイドさんになついてくれて、普通に会話をしたり質問をしていた。親以外の大人との接し方に成長を感じた。
帰ってきてからしばらく、心を向こうに置いてきた気がしている。朝起きる時に鳥の音がしないなあ、とか、裏の浜に行きたいなあとか、ゲンキクール飲みたいなあ、とか思うのである。天国みたいな所ではあるが、それはそこに生活がないからなんだよなー、と悩ましく思うのである。
朝、なんとか頑張って早起きをし、近くの漁港にウミガメを見に行く。昨日のガイドさんが教えてくれたスポットである。朝早く行くと見れますよー、ということであった。6:00ちょっと前ぐらいだったかな。堤防を歩きながら底を覗いていると、長男が「いた!」と発見。僕らの存在を全く気にしない大きなウミガメが、悠々と静かに泳いでいた。ついでにウミヘビもいた。もう滞在5日目だから、もはや海は底まで見えるのが当たり前、みたいな価値観になっている自分に気づく。
バンガローをチェックアウトし、西表野生生物保護センターも行く。西表島の生態系を教えてくれるセンターで、ここでやったイリオモテヤマネコ(のはく製)と対面。娘がどんな反応をするのかが気になっていたが、大きな発見はなかったようで、大きな価値観の反転があったのかな。そこではイリオモテヤマネコ検定みたいなのをやっていて、妻と長男がなぜか燃えてしまい、二人とも1級を獲得。すごい。
センターを後にし、大原港に向かう。最後のドライブを楽しむ。途中で無人パイナップルの売店でものを見ていると、オーナーと思われるカップルがスイカを運んできた。あ、スイカもらえますか?と聞いたら、微妙な顔をされる。いくらですか?と聞いたら、500円だという。一個お願いします!というと、申し訳なさそうな顔をして「赤いのと黄色いのがあるんだけど、運んでる途中で分からなくなっちゃった・・」とのこと。微妙な顔の理由がそれだったのね。いや、どれでもいいですので!と一個もらう。受け取りながら無人売り場を見ると、スイカ1000円のポップが。え、いいんですか?と聞いたら、いいですよ!と。ありがとうございます!とお礼をする。若いカップルがスイカを育てる様子を想像したら、なんとなく楽しそうであった。二人とのスポーティーな恰好をされていて(女性の方はブラトップのみ!)ちょっと格好良かったんだよね。
レンタカーを返し、大原港付近で最後の食事。それから船に乗り、石垣港まで揺られる。時間が結構ギリギリな事もあって、タクシーに飛び乗る。このタクシーの運転手の見てくれがその筋の人丸出しだったが、話してみるといいおっちゃんだった。なぜか下の子も「西表島でヤギみたんだよ~」なんて話しかけていた。きけばこの運転手さん、大麻推進派の例の女優が石垣島で逮捕された日にアテンドをしていたそうで、ワイドショーのインタビューなども受けたという。
で、空港に着く。少し余裕たあったので、最後のお土産ショッピング。なんと、ゲンキクールのグッズ店舗もあって大喜びする僕。楽しかった。この時はまだまだ旅行気分が残っていたが、飛行機の離陸と共に西表島がどんどん遠ざかり、一気に現実に引き戻される。あー、これから帰るのかと、自分の周りの空気みたいなものが崩れ、前からあったものが充満していくみたいな、そんな感じであった。
2つ目のツアーに参加する。マングローブをカヌーで進んだ後に、滝に遊びに行くという内容のアクティビティである。以前にもカヌーの経験はあるし、シーカヤックのように足での操作が必要ない分だけコントロールは簡単。僕と下の子、妻と長男ペアで進む。流れもないのだが、観光客が多く川が混む、という体験をする。海と川が混ざるマングローブの風景は確かに不思議なのだが、ずっと続くと慣れてしまう。カヌーを降りてからハイキング。ロケーション的にはもののけ姫の世界。カヌーを降りてからはなかなかの距離で、足場も悪く蒸すような暑さのなかをずっと登っていく。道中、滝遊びを終えた人たちを道を譲りあう。もう少しですよ!と声をかけてくれる皆様。皆下の子を見て、こんな小さな子が登るんだ!すごいね!なんて声をかけてもらう。降りる人登人、細い道を譲り譲られ、必ず挨拶が交わされる感じも良かった。
苦労してたどり着いた滝はすごい・・、の一言で、落ちてくる水が途中から霧になるぐらいの落下距離。真下にはいけないのだが、滝つぼに飛び込みスポットがあり、勇気をもって子供たちが飛び込んだりしている。水はやはり冷たい。一度入ってしまえばいいんだろうけど、下の子はそれが中々できずに不貞腐れモード。が、ガイドさんの協力もあって、一気にテンションがあがって浅瀬で暴れまくり。子供は本当、こういう時の手のひら返しが早い。滝つぼの少しずれた所に池のようなスペースがあり、そこで遊びまくった。見たこともないような手長エビも発見。
昼にはガイドさんがままソーキそばを作ってくれる。皆で岩に座って、滝を見上げながら食べる。冷えた体に沁みる染みる。子供たちも完食してくれた。で、今度は下山だ。同じ道だが、下りはやはり早い。余裕もあるので、途中で虫やトカゲ類を見ながら下山、そしてカヌー。子供たちもガイドさんになつき、色々と話していた。実はカヌーから駐車場に向かう最中に、ヨナグニサンという蛾を発見。ガイド歴3年のガイドさんも、初めてみたとのこと。ラッキーであった。ヨナグニサンはモスラのモデルになった蛾でとにかく大きく、羽のデザインも蛇の頭を横から見たような形になっている。とにかくレアな出会いだった。
ガイドさんと別れ、上原港に売っていた西表島島の生物図鑑を買いに行く。この度を通じて、いくともの天然記念物に遭遇していて、長男がその詳細が知りたいらしい。島に着いた日から目を付けていたが、値段がちょっと高いこともあり見送っていたけど、やはり欲しいとのこと。無事売れずに残ってくれていた。
夜は空振りに終わったヤマネコ探し、一家で出向く。今度は娘が行きたいと言っていた、注意看板が並ぶヤマネコロードを目指す。少し走ると看板を発見、それを見た娘が恐怖におののく。なんと、看板に書かれたヤマネコの目の所がLEDで光っており、それが暗闇の中で浮き上がっているのである。よくぞここまでやるなあ、と思っていると、娘は「ヤマネコは目から光線を出す」ととらえたそうで、もうヤマネコ捜索はやめて今すぐ帰りたい!目が光るのは怖い!と大騒ぎ。あれは看板だけで、本当は光らないよ!(多分)と、なんとかなだめてもう少し進むと、ヤマネコに注意!スピードを落としましょう!と書かれた垂れ幕を持った集団に遭遇。観光客が多くなる時期にやる活動だそうで・・。あんたらがそんな活動するから、こっちはヤマネコを見れる可能性が下がるじゃん!と思ったけど、向こうからすれば「お前らみたいなのがいるから危ないんだよ!」という事なんだろうなあ。
イリオモテヤマネコは100頭前後の生息数なのだが、2018年には9匹が交通事故で殺されていると。2年前ぐらいから対策のおかげか、それがゼロとなっているのだ。島内の最高速度は40キロという設定もイリオモテヤマネコあってのもの。最初こそ何にも考えていなかった僕だが、良く考えたらかなり責任が重いなあ、轢いてしまった日にはと想像すると・・、と緊張感が生まれた。
何はともあれ、娘のイリオモテヤマネコに会いたい熱が下がり一安心。明日はいよいよ帰りだ。








3日目はあえて予定を入れずにフリーにしてあり、格段に浜が美しいというイダの浜に行く。同じ島にあるのだが、船でしかいけない立地で、船に乗り込んでくる客、特に子供たちはすで皆海で遊ぶ格好している。港の周りに数個の飲食店といくつかの宿があるぐらいの、小さな集落である。港に着いた時点で、船の周辺にすでに昨日のアクティビティで見た青い魚が普通に泳いでおり、ここら辺から「綺麗な海」の基準が狂ってくる。船乗り場から少し歩いた所にかき氷を出してくれる店があって、熱いこともありとりあえず食べていく。船を降りた際の客は皆に行っており、残っているのは我々だけであった。店番をしているのは高校生ぐらいの兄弟3人で、色々話していると夏休みで大阪からおばあちゃんの家に帰ってきているという。おばあちゃん家が観光地、というのはどんな気持ちなのだろう、と想像する。質問したら、子供の頃から来ているけどやはり楽しい、とのこと。そりゃあそうか、と納得。感じのいい子たちであった。途中で、お店に設置されているコカ・コーラの自動販売機を開けようとするのだが、やり方が分からない。お姉ちゃん、弟、妹、という3人兄弟だが、あれこれと鍵を入れたり、押したり引いたりしても開かない。こうなったらお母さんを呼ぶしかないということになり、お母様も来るんだけど、やはり開かない。もうここはババにやってもらうしかない、ということになりおばあ様が来るんだけど、フン!と力を入れた所簡単に開く自動販売機。おばあちゃんは強し。
イダの浜はその評判通りの美しい所で、ちょっと頑張って先の方まで行くと浜と浜をつなぐトンネルがあったりして、冒険的な所もあり十分楽しめた。先の方に行くと人もおらず、全ての風景を独り占め。このプライベート感が今回の旅のポイントだったのかな、と思う。大分遠くまで行ったので、帰りが大変で、下の子を引っ張りながら泳がないといけない。その最中、尖った岩に膝をぶつけ、切ってしまう。そんなに深くはないが、5-6センチぐらいのまっすぐな切り傷を作ってしまう。海中だからずっと血が止まらず、しかも浜までは200メートルぐらいはある感じ、根性で泳いだ。
ビーチを上がってからは、近くの飲食店でお昼を食べる。すでに営業時間が終わっていたが、おばあちゃんが快く迎え入れてくれた。ここら辺、子供がいると強いよね。なんと、このおばあちゃんは、天然記念物である亀を餌付けしており、見せてくれた。見せてくれたところか、お父さん持ってきて!と天然記念物をキャッチさせられる。ここに持ってきて、子供たちに見せてよ、とのことで、恐る恐る天然記念物である亀を運ぶ。この亀は、とにかくパンが好きで、パンを置くと、亀とは思えないようなスピードで食べにきていた。西表島島の天然記念物については事前に調べていて、触ってはいけないとか、見かけても遠くから見るだけにしてほしいとの注意をいくつもの本で読んでいたが、そこら辺のルールを一気に飛び越えてしまうこの世界観。おばあちゃん曰く、こんなの何が天然記念物なんだろうね?とのことであった。
最終の船で帰る。朝の客はほとんどおらず、僕らと数組だけの船、そしてお店のスタッフたちが帰路につく。港についてからはまたスーパーによって、アイスや飲み物を買う。夕飯の後に裏のビーチに星空を見に行く。雲が広がっていたので思っていたほどではなかったが大きなコウモリが見れた。ビーチのよるはやはり静かで暗い。
娘が、「西表ヤマネコに会いに来たのに、まだ会えていない。このままでは帰れない」ということで、満足させるためだけに夜のドライブに出かける。そんな簡単には見えるはずはないのだが、ガイドさんからきいた出没スポットを周る。もちろん空振り・・。離島の夜は本当に暗く、街灯もないところも多く、車のヘッドライトだけが浮かんでいる状態。バンガローに帰ると妻に「パパが行きたい所に連れて行ってくれなかった」と文句を言われる。僕は出没スポットを周ったのだが、本人は道端に置いてある「ヤマネコ注意 スピードを落とせ」「ヤマネコが通ります! スピードを出さないで」という看板が置いてある「ヤマネコロード」を通ってほしかったのだそうだ。そこにイリオモテヤマネコが通るのだから看板があるはずで、そこに行けば見れるはず、という理屈の様だった。確かに、わからんでもない。






二日目
朝起きて外を何気なく見たら、庭に鶏が遊びに来ていた。どうやら放し飼いされているお迎えさんの飼っている鶏のようだ。中々大きくて、近づいても逃げない。こっちからすれば珍しい光景なのだが、向こうからすれば当たり前なのかな。あの人たち、鶏の写真なんか撮っているよー、ぐらいに思われていてたりして。
シーカヤック→シュノーケリングツアーの参加。ガイドさんに案内してもらいながら、誰もいない浜にカヤックで移動。そこでシュノーケリングをしたり、海に飛び込んだり、ニモを観察したり。上の子も下の子も海にビビることがなく、楽しんでいた。特に海になれた長男は感じるものがあったのか、ガイドさんに非常になつき、色々質問をしたり話をしていた。成長を感じる瞬間だったかな。旅の後半では、魚という魚は飽きるぐらいに見たこともあり新鮮さはなかったが、この時はまだ驚きが一杯であった。
シーカヤックで海の上をすべる感触は気持ちが良かった。ありきたりな表現ではあるが、とにかく水の色が僕らが普段目にするものとは全く違っていて、綺麗なんだよね。深さによって緑と青の濃さが変わり、色も一つじゃない。また、そこらへんを大小の魚が群れをなして移動をしていて、飽きないのである。昼以降もビーチ遊びの予定だったが、参加者は我が家だけなので、予定を変更してもかまいませんよ、とガイドさんからの提案。気分を変えて、滝を見に連れて行ってもらう。
カヤックで港に戻る。お昼にガイドさんがソーキそばを作ってくれて、それを食べてから山を登って、滝を見に行く。滝に着くころには暑くて暑くてすぐにでも水に飛び込みたい気持ちだったが、そんな気持ちにもブレーキがかかるほど滝の水はたく、泳げない僕としてはちょっと怖かった。が、普段は絶対に見ることのできない光景は美しい・・。海とは全く違う環境が楽しく、いい比較になった。自分のことを川が好きなタイプの人間かと思っていたが、いつの間にか海側に移っていたらしい・・。
ツアーが終わってからはいつものスーパーにより、アイスや飲み物を調達。バンガローに帰ってから、裏のビーチに夕日を見に散歩。そしてそのまま夕日を見ながら服のまま水に入る。周りには誰もおらず、音もしない。こういう、静けさも良かったな。





夏休みで西表島へ。下が5歳、上が10歳。ここ数年はサーフィンを通じて海のレジャーに慣れてきたこともあって、下の子に飛行機を経験させる意味でも行ってきた。本土もいいけど、自然を求めて離島へ。
初日
早朝に成田から石垣島に出発。下の子も映画を観ながら過ごし、初めての飛行機に緊張もなく、熱帯の石垣空港に到着。そこからバスで石垣港に移動。ここでこの度の間ずっと飲むことになる、ゲンキクール、ゲンキクールカフェに出会う。調べたら、石垣島の外には出さないようにしているらしい。帰ってから買おうと思ったら、通販もない・・・。
石垣港から西表島にフェリーで移動。五島列島に行った際に、高速フェリーに乗って酔った記憶がよぎるが、40分だし問題なし。西表島大原港に到着。ここからいよいよ離島感が出てくる。フェリーを降りるとレンタカーの兄ちゃんが待ってくれていた。事務所まで乗せてもらう。受取手続きをしている最中に、レンタカー事務所に電話がかかってくる。どうやら、僕を拾ってくれた兄ちゃんが、客を一人忘れていたらしい。僕以外にもう一人いたようだ。この兄ちゃんは3ヶ月前に20歳のなったなかりなんだけど、島を出たことがないようで、毎日が詰まらないですよ・・、と言っていた。3ヶ月前に20歳になったばりってことは、免許取る前から絶対運転していますよね?と鎌をかけたら、そんなことありませんよー、と否定していた。でも、この島、警察官は3人しかいませんから、と面白い情報をくれた。兄ちゃんが忘れられた客を拾いに行っている間に車を受けとる。事前の状態確認もなく、ドア開けたらマットに砂の足跡が・・。これが離島クオリティーか?と思いながら港を出発。
途中にある由布島に寄る。水牛に引かれたり、島を散策。ガイドさんが水牛の生態を説明してくれるんだけど、これが面白かった。歩きはいつもは遅いけど、仕事終わりの最後の一本の帰りだけは早いとか、水牛それぞれに個性があるらしい。
また車に戻り、バンガローを目指す。ナビでの所要時間は1時間ぐらいなのが、30数分で着いてしまう。そういうば西表島での制限速度は40キロで、ナビはそれを元に計算していたのだ。肝心のバンガローはウェブサイトで見るよりもずっと高クオリティ。2段ベッドがあったり、ロフトがあったりと、子供も喜んで一通り探検をしていた。
歩いて3分の裏ビーチに行く。そのビーチのそばに建っているホテルの宿泊客と思われる親子が一組いるだけで、あとは僕らだけ。水は暖かく、足だけ入ろうという言っていた子供たちが我慢できずに入り、僕も続く。遠浅な浜で、そのため水が暖かく気持ちが良かった。またいつでも来れるからと子供たちを説得し、島に数件しかないスーパーへ。スーパーはフェリー乗り場のそばにあり、21:00まで営業している唯一の商店である。スーパーはあと二つぐらいあるけど、皆19時には閉店してしまうんだよね。2,3日分の食材等を買い込む。ずっと続く一本道に時々、「無人パイン売り場」があったりするが、どれも何も置いてない。どうやらもっと早い時間に行かないといけないようだ。バンガローに戻り、ずっと食べれるようにカレーを作る。普段とは違う空気も手伝って、皆元気にパクパク食べた。
西表島の夜は暗く、騒々しい。鳥なのか、虫なのか、良く分からない何かが鳴いていたり動いたりしている。朝日が昇るとその音がさらに増し、鳥の鳴き声で起きてしまったりする。最初こそなれずにうるさいなーと思っていたけど、千葉に帰って最初に思ったのは「鳥の音しないね」である。








日本のフットサル市場を完全に無視し、完全にヨーロッパ方面に向きっぱなしになり、ローカライズを全くしてくれないNIKEである。いや、ビジネス的にはそっちが正解なのは百も承知だが、そんなNIKEにもフットサルに本気だった時期があり、それがこのPROXIMOシリーズが発売されていた頃である。CR7がハイカットのマーキュリアルを履き出し、サッカースパイクにニット素材が使われたした頃のことである。足首まで固定をする流れが始まり、それがそのままフットサルにも降りてきたのだ。当時はカルチェット、デスタッキかモレリア、デスポルチが主流、NIKEなんて履いている奴は(僕含む)・・・、という感じだったのに、である。
NIKEの気合いを表すように、フットサルシューズにもスパイクのトップグレードで採用される技術(ACC)や素材(ルナロン、フライニット)が使われた。当然定価も跳ね上がった。確か22,000円だったと思う。今では信じられないが、一時はマーキュリアルのnikeid(現在のnike by you)もあって、飴色のソールも選択できるようになっていた。僕も一足作り、ずっと公式戦用にしていた。
僕はTIEMPO以外は全部履いた。今もっているのは上の写真にあるものだけ。特にルナロン(NIKEのクッション技術)を採用したMAGISTAはかなり良いシューズで、初代、「2」と何足も履いた。今でも当時買い集めたものを大事に履いている。カラーリングも良かったなあ。赤、オレンジも良かった。
だが、このプロキシモシリーズは頭二つ抜けた価格もあってか、NIKEシェアが広がることはなかった。履いている人も少なかった。特に日本の競技界では使用者がおらず、増える気配もないなかどんどん下火になっていき、いつの間にかシリーズはなくなった。非常に残念だけど、履く人がいないのだからある意味では当たり前である。
というわけで、今な残されたこれらを大事に履いている。ルナガト2も持っているし、ストリートガトも使っているかが、ベストはやはりプロキシモのマジスタである。もうそろそろ10年経つから劣化が心配だ。
先月のセビでボスが怪我をした。僕が蹴った,、裏を狙った長いボールに全速力で追いつこうとした際に、筋肉がプチッと行ってしまったらしい。人数がぴったり10人だったこともあり気丈に最後までキーパーをやってくれたけど、終わってからの歩き方を見た限りではなかなか重そうだ。動き出してから一時間は経っていたからアップ不足でもなければ、体の状態も悪いわけでもなさそうだったから、運が悪かったのか、読めない筋肉トラブルの餌食になってしまった。
ここからが不思議な所なんだけど、その時に「何もそこまで真面目に追わなくても」とか、「あそこで長いボールを蹴らなくてもよかったかなあ」という発想に、お互いに全く思考が及ばなかったことである。つまり、追いつくかどうか分からないボールでも走って当然だよね、と二人とも思っていたということになる。たかがおっさん達の緩い、遊びのフットサルでのたった一場面での出来事なんだけど、そこで最大限の自分を出そうとするその思考、姿勢に僕は、あえて言葉にすると「信頼」という気持ちを抱くんだよね。
映画「クリード」の1シーンで、主人公のクリードが偉大な父親、アポロの試合をyoutubeで見るシーンがある。主人公はボクシングを愛しているのだが、きらびやかな世界で活躍した父親とは真逆で、自分は地下ボクシングで試合をこなしている。仕事では大成功をし裕福な生活を送っているのだが、心はボクシングにあった。そんな彼は父親の試合を見ながら立ち上がり、シャドーを始める。大画面に写された父親の映像に、一人寂しく動きをまねる主人公の姿が重なる。僕はこのシーンで毎回毎回涙が出そうになる。
・父親と同じレべルには届かないかも知れない
・そんな才能もないかもしれない
・そもそも意味がないのかも知れない
という第三者の価値観を別に、主人公はとにかくボクシングがしたいんだよね。世界一でなくてもいい、輝く世界でなくてもいい、そもそも意味なんてなくていい。どうしようもなくボクシングがしたいんだよね。
この、クリードが立ちあがってシャドーを始めるシーンと、おじさんが届くか届かないか微妙なボールに向かってダッシュをするシーン、僕には同じように映るんだよね。こっちだって、その長いボールに追いついた所で何か大きな意味があるのか?という考え方も出来るんだけど、そもそもそこに走らなくてもいいか、という発想がない。体がかってに動くじゃないけど、自分に出来る最大限を出したい、そこに疑念の余地がない。その精神性が好きなんだよね。





