ここの所、新作のTVシリーズの「シャーロック・ホームズ」を観ているんだけど、これが面白い。現代に名探偵ホームズが生きていたら、という設定のシリーズである。現代だから、インターネットを使ってものを調べたり、携帯電話を使ったり、クレジットカードを利用したりするんだけど、それ以外の設定は今までと同じ。ホームズの兄、大家、仕事の出来ない警部など登場人物も同じだし、ガイ・リッチーの映画版に寄り添っている部分もあって(音楽とか)幅広い層が観れる作りになっている。
ホームズって、設定が良いんだよね。つまらない事件は無視、人命より事件の答えの方が大事、自分より頭の悪い人をバカ扱いするホームズ。そのホームズの人間性のなさをカバーする役割のワトソン君。軍人であり医師であり、狙撃の名手でもある。そして、そのまま不二子ちゃんのアイリーン、さらに大家さん。後に生まれた作品でもこういうパターンやキャラの設定ってかなり使われているよね。
それにしても時代を変えるで新しい魅力が生まれ、また多くの人が楽しめるこの設定、恐ろしく良く出来ている。
キャプテン・フィリップス
元旦でもあるんだけど、千葉県においては映画の日でもある。というわけで、気になっていた「キャプテン・フィリップス」を鑑賞。2009年にソマリア沖で起きたシー・ジャック事件を映画化した映画である。実話だし、監督が「ボーン・シリーズ」の監督だから、説得力がある上にスピード感もある。さらに全編ずっと緊張感が漂っていて疲れるというか、終わってから安心したというか・・。
面白いのは、AK47をもった4人だけでこの事件を起こしている所だよね。この4人をやっつけるために米軍が動き、SEALsまで出動する。大きい母艦、駆逐艦、ヘリも出動しシールズは基地から空輸される。武力で言えば圧倒的に米軍の方が何倍も有利なんだけど、人質を取っているだけに海賊が有利だったりするのだよね。たったの4人なのに。観ながら、黒子のバスケの事件を思い出してしまった。
とはいえ、アメリカはすごいなあ。自国民を助けるためならなんでもアリだもんなあ。
ゼロ・グラビティ
前評判もよく、評価も高いこの一本。観る前から期待値が高く、実際に良かったんだけど、なんとも不思議な映画である。登場人物はほぼ二人だし、ストーリーもない。3Dを上手く利用し、まるで自分も宇宙を漂っているかの様に錯覚させてくるので、もしかしたら映画というよりアトラクションに近い一本かも。時間的にも90分という短い時間で、これがもうすごく良いんだよね。ずっと宇宙空間で苦しんでいる展開だし、臨場感がありすぎるものだから、こっちまで苦しくなってくるんだよね。そういう意味でも、映像と同様に隅々まで考え抜かれた映画である。とりあえずDVDでは意味がないので、劇場で3Dで観るべき一本であることは間違いない。宇宙服のデザイン、面白い工具等、細かい部分に注目していると面白い。
トイストーリー
昨日は「1」をやっていたと思ったら、今日は「2」が放送されたトイ・ストーリー。続けて観ると、いかにCG技術が進歩していたのかが分かって違う意味で面白かった。初めて「1」を観た時は、なんてリアルだ!と思ったけど、「2」を観た後では、「1」は凄く程度の低い映像に思える。少し前に「モンスターズ~」を観たときはこれぐらいのリアルは当たり前か~、なんてあんまり考えなかったけど、長い歴史のなかでの進歩だったのか。まあ、映像に関係なくストーリーはいつだって高純度のデキで、笑いあり涙ありの安心保証付きな感じ。「3」をまた観たくなるのと共に、「3」はやはり名作だった事を思い出させてくれた。
でも、この「2」って観るたびになんだか変に感じる。なぜ博物館がダメなのかがイマイチ理解出来ないんだよね。オモチャの本分はたしかに子供と一緒に遊ぶことだろうけど、それだけじゃないというか・・。実際、シドに不本意な手術をされちゃうオモチャも存在することを思うと、おもちゃの幸せにちがう形があってもいいと思うんだよね。
ゴジラ
エメリッヒのゴジラ以来、ハリウッドでのゴジラ映画はもうないんじゃないか、と思っていたけどここに来て新しいゴジラ映画の予告編が公開された。なにやらオリジナルのゴジラに近い形、そしてケン・ワタナベが出演していることから案外観れるんじゃないか?と期待が高まる。映像も格好いいし、世界観も気になる。ゴジラを見せないでもなく、かといって見せすぎるでもなく、良くできた予告編である。
気になるのは、アメリカ人がゴジラという存在をどう捉えるか、だよね。英語表記ではGODZILLAで、わざわざ「GOD」を付けちゃっているんだよね。ゴジラはたしかに自然の脅威であり、その怒りの象徴でもある。オリジナルには環境破壊や核への恐怖が盛り込まれているし、象徴的な存在であることは間違いない。予告編の感じでは完全に死に神みたいな感じになっていて、期待大だな。
実写化
なにやら2014年は漫画などの実写化が続きそうだ。ちょっと前に発表された「ルパン三世」、またプロジェクトが動き出した「進撃の巨人」、あまちゃんの女の子が主演の「ホットロード」がメインだろうけど、それ以外にも
「TOKYO TRIBE」、「寄生獣」、「パトレイバー」等がある。他にもたくさんあるけど、僕が読んだ事がありなおかつ見てみたいのはこれかな。映画界はどれほどアイディアに枯渇しているんだ!と毎回突っ込む人がいるけど、オリジナルで一から作るよりも、すでに出来上がっている世界観を実写化することの方が大変であり、リスクが高い。権利関係で余分な金も出ていくし、なにかと大変なのである。かわりに、原作があるって事はすでにファンがいるってことで、ある程度の金勘定が出来る事になる。良くも悪くも、このファン達がカギを握るんだよね。こいつらを全員まとめて満足させることが出来れば神業なんだけど、未だかつてそんな実写化がない。
キャストも問題になるしね。誰がベストな不二子ちゃんなのか、という疑問は未来永劫続くんじゃないか?僕は知らないけど、進撃の巨人のミカサって人もそんな感じの敷居の高いキャラなんだよね。この配役も色々とありそうだ。楽しみでもあるけど、不安もあるのが映像化作品。これらの映画はどうなることやら。
モンスターズ・ユニバーシティ
「モンスターズ・インク」の前日譚を描いた「モンスターズ・ユニバーシティ」を遅ればせながら鑑賞。期待していたよりもずっと面白く、尚かつアニメとは思えないぐらいに辛い映画であった。
ユニバー~は後に「トップ怖がらせ屋」となっていくマイクとサリーの大学時時代を描いている。後に革命を起こし、会社を引っ張っていく二人の事だから楽しい青春時代かと思えばそんな事は全くなく、二人はその逆で全くの落ちこぼれであった。彼らは「怖がらせ屋」に夢憧れ目指すんだけど、全く才能がない。特にマイクは子供の頃から憧れ、血が滲むほどの努力をしてが才能が全くなく、結局は夢を諦める事になっていく。この映画のテーマはズバリ
「なりたい自分と、なれる自分の差」
であり、誰の身にも覚えのある普遍のテーマである。子供の頃から憧れた職業につくとか、子供の頃から抱いた夢を叶える人はそう多くないだろう。というより、それを叶えることが出来るのはほんの一握りの人たち。このユニバ~は真正面からのテーマに向き合っていて(子供も見る映画なのに)、とても好感が持てる。そしてキッチリと真摯で誠実な答えをだしている。
見ている人たちのほとんどは未来で起きる奇跡を知っているからまだ救われるんだけど、この映画のマイクは何をしても報われないし、上手く行かない。最後には退学にまでなってしまう。でも、それでも彼は持ち前の明るさで努力を続け
「努力を続けても行きたかった場所にはたどり着けないかも知れない。でも努力を続けて見つけたその場所は案外いい所かもよ」
という事を示してくれる。
努力とか夢とか勝利とか、映画は(特にピクサー作品)こういうテーマを扱うことが多い。ハッピーエンドもそうでないものもあるけど、この映画では難しいテーマを甘く捉える事もなく、逃げずに答えを出している。
かぐや姫
かぐや姫を題材にしたジブリの新作の宣伝が、日本テレビを中心に結構流れている。ジブリ映画というブランドコンテンツをを持っている日テレはこれぞとばかりに、これまでの作品の映像を流しているよね。商売上手だ。とはいえ、今度のかぐや姫物語の映像は本当に独特で、すごく興味を惹かれる。ジブリ作品をほとんど見ていない僕でだけど、前にも書いたとおり一番のお気に入りは高畑監督の「となりの山田くん」であるだけに、期待である。思えば「となりの山田くん」の水彩画のような映像も独特なんだよね。暖かさというか、やさしさと言うか、懐かしさみたいなものに溢れている。まるで自分がその世界で暮らしているかのような、知っているかのような不思議な感じ。もちろん、全然そんなことないんだけど。
でも、実際の場合は宮崎監督の引退でミヤザキブランドがなくなりそうな今、次のネームバリューを作るのに必死なのだろう。宮崎越えなんて、そりゃあ難しい問題だからねえ。かぐや姫がどれだけの客を入れられるか、注目だ。
ハリポ
なにやら最近、金曜日の度にハリポが地上波でかかっているね。今日やっていたのは最後の作品の前半で、物語がどんどん暗くなっていく、僕の中でのお気に入りである。アクションも多く、特にカフェテリアの中での杖による銃撃戦はすごく近代的な演出で、乾いた空気のヒリヒリ感が追い込まれてい行く三人の絶望感を引き立たせている。
どんな映画もそうだけど、正義側が圧倒的に人数が少なく不利になり、レジスタンスとして戦う展開が一番面白い。これは多分、僕が子供の頃に見た映画やテレビシリーズの影響だろうけど、そういった極限状態での若者の恋愛や大きな決断や犠牲はいつだって心に来るんだよね・・。それにしてもTVで流れている映画を見てしまうアレってなんなのかね。DVDはいつでも借りれるし、というか作品によっては自分でもDVDを持っていたりするのに、それは見ずにTVで流れているやつを見てしまう。なんだろ。
アルマゲドン
なんのタイミングか、今日の地上波で「アルマゲドン」がかかるねえ。最近ではTVにかかる映画にも宣伝の側面があって、その時映画館でロードショーされる映画と関連する作品ばかりなんだけど、ここに来ての「アルマゲドン」。なんか意味があるのか?笑
アルマゲドンは不思議な映画で、時間の中で評価がすごく変わった映画である。封切られた当時は大スペタクルで感動的な評価だったんだけど
・小惑星に穴を開けて爆弾を入れるなんて、ププッ笑
・科学検証が甘い、設定がご都合主義、ストーリーが陳腐
・松田聖子笑
という評価が集まり、いつしかアルマゲドン=バカ映画ということになってしまった。感動の気持ちが冷めればみんな一気に叩き始めたんだよね。たしかに冷静になるとアレアレ?ってなるんだけど、だからと言ってアルマゲドンの魅力は変わらない。
僕はもちろんアルマゲドンが好きである。隕石が落ちてくるシーンはやっぱりカッコいい。映像的には9.11の現実の映像を見るまでは一つのピークだったんじゃないかな。そして船に乗り込み前のスローモーション。今では色んな映画にパクられすぎてパロディになっているけど、あのシーンもいいよね。ブシェーミも出ているしお手軽なUSA感も味わえる笑。楽しむにはもってこいな一本だ。悪く言う前に頭を空っぽにして見なきゃ。




