現役復帰

 まさかね、この僕が現役に復帰するなんて。42で現役を降りてからもう5年。降りたときは身体的にも、自分の技術レベルにも限界を感じていたし、人生のステージというか、続けることがすごく難しく思えた時期だったんだよね。やめてからサッカーを始めたり、サーフィンをやってみたり。いつケガをしても誰にも迷惑をかけない、気楽なフットサルも楽しかった。でもこの度、ありがたい話をいただいて、再挑戦することにした。自分で作ったチームではなく、自分がデザインしたユニでもない、何もかも初めて。今まで飽きるぐらいの試合をしてきたので、まだ初めてがあったんだなあ、と不思議な気持ちである。辞めてからいくつかのチームにお誘いの話をいただいていたけど、今回はなぜか心が動いたのも事実。残されたもの(があるのなら)出し切りたい。

西表島 感想

 観光地を調べる時と、実際に行ったときに一番のギャップを感じるところは、人がたくさんいるところである。ガイドブックやカタログの写真には大勢の観光客は映らないんだよね。もちろん自分もその中の一人なんだけど、いざ人ごみを目の当たりにすると本当にがっかりするのである。今回の旅はこの点で恵まれ、参加したアクティビティツアーは我が家のみ、借りたバンガローから歩いて2分の浜は終始貸し切り状態。夕方ぐらいに裏の浜を散歩しながら気が向いたら服のままに海に入って、濡れたままバンガローに帰ってシャワーを浴びるなんて遊びも出来た。波もほとんどないものだから、下の子がこの浜をとても気に入り、しょっちゅう通った。離島だからなのか、この「人のなさ」が今回の旅の一番のポイントかな。自分たちと自然の音しかしない瞬間は不思議なものだったが、すぐに慣れてしまうのが面白い。

・西表島はゴミの回収がない

・車の最高速度は40キロである

・警官が3人しかいない

・冬はサーフィン可能

・イリオモテヤマネコを見るのはほぼ不可能

・「綺麗な海」の基準が変わって来る

・ガイドは島の外の人が多い

今回は子供たちの成長を感じた。普段から海での遊びをしているから問題なく水に入っていたし、高い所から飛び降りたりとか、今までであったら「怖い」とか「気持ち悪い」とか、言っていそうな所を自分から動いてくれた。また、二人ともガイドさんになついてくれて、普通に会話をしたり質問をしていた。親以外の大人との接し方に成長を感じた。

 帰ってきてからしばらく、心を向こうに置いてきた気がしている。朝起きる時に鳥の音がしないなあ、とか、裏の浜に行きたいなあとか、ゲンキクール飲みたいなあ、とか思うのである。天国みたいな所ではあるが、それはそこに生活がないからなんだよなー、と悩ましく思うのである。