たかじん

 関東ではそうでもないけど、大阪でのたかじんは絶対的な存在だった。僕が大阪にいた時は「たかじんのばあ」というトーク番組があった。たかじんがバーのマスターをやっていて、そこに客としてゲスト達が来るという設定の番組であった。一回に複数のゲストが来て、順番にたかじんとしゃべるんだけど、面白いのは自分の番が終わっても、ゲストたちはバーの中に残りタバコを吸ったり酒を飲んだりするのである。後半のゲストが喋っている時に、奥の方のテーブルで前半のゲスト達が喋っている画がいつもあって、面白かった。もちろん、酒は本物。たかじんもいつも酒を片手にしゃべっているから、後半の頃にはだいぶいい気分になっているのがお決まりで、そのためぶっちゃけトークが多かった。ボスが酒に酔って無茶をしだしても誰も注意できないし文句も言えない感じっていうの?視聴者もそこを期待していて、色んな意味で面白い番組であった。DVDが流通しだした頃にこの番組のDVDが発売されたけど、ピーだらけのカットだらけの編集をされていて、「やっぱりか」と思ったのを憶えている。当たり前か笑。
 歯に衣着せぬとか毒舌とか、言いたい放題とか、たかじんを良くそういう風に表現するんだけど、たかじんはどこからも完全に自立した存在だったと思うんだよね。精神的にも金銭的にも。自立しているからこその、どこにも媚びる必要がなく、自分の考えを表現し、言いたいことを言いたいだけ言えたのだろう。その不良性、色気が人気の理由だったのかな。

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